2025年8月5日、「Storybook」ついに登場
2025年8月5日、GoogleがAIサービス「Gemini」に新機能「Storybook」を追加しました。テーマや条件を入力するだけで、物語と挿絵を自動生成してくれる、まるで“AI絵本作家”のような機能です。私はこのニュースを見て、「鉄道好きの子どもが喜ぶ絵本を作りたい!」と思い立ち、さっそく試してみました。
まずはGeminiに相談してみた
スマホの Gemini アプリを起動してみたところ、Storybook機能はモバイルでは利用できないことを知りました。

仕方がないので、スマホのブラウザでPC版サイトを開いて、実行することにしました。
新規のチャットで「Storybookで絵本を作りたい。どうしたらいいの?」と質問すると、、

- 対象読者年齢を決める
- プロット(あらすじ)を用意する
- イラストのトーンや雰囲気を指定する
この3つが大事だと教えてくれました。
プロットは「全新幹線の自己紹介」
そこで私は自分の子どもたちに合うように、対象年齢を3〜5歳に設定しました。
プロットは子供たちが大好きな新幹線を登場させたいと思い、「日本を走るすべての新幹線が登場し、どこを走っているか自己紹介をする」という内容にしました。たとえば東北新幹線なら「僕ははやぶさ!東京駅から青森県の新青森駅までを走っているよ!」と語りかける‥といった設定です。
欲張りな私は駅名だけでなく、路線図も表示して自然と日本地図が覚えられる構成になったら、さらに有意義な絵本になるなぁと要求を追加(笑)
トーンはイラスト調で、各新幹線の色や形を正確に描いてほしい、と依頼しました。
生成結果に感動したポイント
こんな簡単でざっくりとした内容で絵本が出来るのかな?と半信半疑。私の心配を裏切り、たった数十秒で完成したのは、「しんかんせん、しゅっぱつしんこう!」とタイトルの全13ページの絵本でした!(作者名も書いてあるのですが、あいみーとは、別名アカウントで作ってしまったのでモザイクで失礼します💦)













東海道新幹線は「トーくん」という愛称で登場し、背景には東京駅を思わせる高層ビルが描かれていました。 各新幹線がそれぞれの走行区間を正しく紹介していて感心しました!巻末マップに日本地図と路線図も掲載してくれて、お願いした内容は含まれています。(地名が文字化けしているのは残念)
もちろんツッコミどころや直して欲しいところは多々ありますが、最初に出てくるとクオリティとしては期待以上の結果でした。Storybook、恐るべし。
見えてきた課題
気になった箇所は、①キャラクター化された新幹線に手足や目が付いているのですが、その描写が少し不自然で、場合によっては気味悪く感じてしまった。②すべての車両が「〇〇新幹線」とわかる見た目になっていないうえ、山形新幹線は在来線と思われる車両が混ざっていた。③自己紹介後の「みんなを乗せて走っているんだ」の文章が同じでつまらない。
この中で一番気になった①の手足だけをまずは直してもらいました。すると、東海道新幹線のページが更新されました!

不自然な手足は消え、背後には東京タワー!🗼
作り込めば作り込むほど、完成度の高い作品が仕上がりそうと思い、他の修正依頼をしようとしたら

エラーになってしまいました(泣)
試験運用版なので、こんなこともあるんだなぁと想定して使うのが良さそうです。
実際に使ってみて感じたこと
Storybook は短時間でオリジナル絵本を作れるスピード感と発想力が魅力です。
ただし、細部の正確さや一貫性は、まだ指示の工夫やAIの改善が必要だと感じました。
次回は「正式な車両名を必ず明記する」「在来線を除外する」「キャラクター化はせず実物デザインを忠実に再現する」といった条件を追加して、さらに完成度の高い新幹線絵本に挑戦したいと思います(^^)
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