LINEで使える絵文字を作ってみたい‥!前々からそんな想いはあったのですが、いざ 1から自分で作る となると、「どんなキャラクターで、どんな表情の絵文字にしたらいいんだろう…?」と手が止まってしまうんですよね。
そういえば、AIに頼むと簡単に作ってもらえる って広告を見た記憶がある。「よし、やってみるか!」と試してみたのが、今回のお話のはじまり。せっかくなら オリジナリティ を入れたくて、最初は ゆるっとした感じで、子どもにも好かれそうな絵文字 をテーマにしました。きっと自分が気に入るレベルでは作れるはず!で期待を胸にスタートしました。
Geminiで挑戦!でも…
まずはおなじみの Gemini で作ってみることに。最初はシンプルに、

LINE特集の「夏を感じるサマーな絵文字」のテーマで、いい感じの画像を作って♡
と(適当な)お願いをしました。そのテーマならこんな感じのイメージでどうですか?と文面でいくつか案を出してくれたのですが、画像じゃないのでイメージが沸かない。とりあえず1個作って!とお願いすると出てきたのは――

やめてwww
可愛らしいどころか、目が異様に光る怖いような太陽の絵文字…。
私が思い描いていた 日本風の、ふんわり優しい、かわいい世界観 とはまったく違う雰囲気でした。
もう少し具体的に言わないと伝わらないんだなと思い、「日本風、可愛らしい感じ」で作ってと再度お願いしてみました。

正直、「‥まあ、さっきよりはマシ」な結果。
でもこれじゃあ、LINEのスタンプショップに並んでいるような感じじゃないな…と感じ、次のステップへ進むことにしました。
Claudeで試す!ジブリ感+すみっコぐらし感を追加
Gemini では求めているレベルで作ってもらえないように感じたので、他の生成AIにも頼ってみようと、Claude で挑戦。
ただ「サマーな絵文字」だけではなく、ジブリ感 と すみっコぐらし感 をプラスしてみました。
するとClaudeが出してくれたのが、こんな素敵なパッケージ案です。
🎨 絵文字パッケージ案:「夏の森の仲間たち」
基本コンセプト
ジブリ作品に登場するような森の精霊や小さな生き物たちが夏を楽しむ様子。
柔らかな色調と温かみのある表現、自然と調和した癒し系のデザイン。絵文字案(抜粋)
・夏祭りトトロ風キャラ:浴衣を着た小さな森の精霊が団扇を持って涼んでいる
・スイカ割りまっくろくろすけ:小さな黒い精霊たちがスイカを囲んで楽しそうにしている
・海辺のカルシファー風:青い炎の精霊が貝殻の上で涼しげに揺れている
・ひまわり畑のススワタリ:大きなひまわりにぶら下がって遊ぶ小さな精霊
これを見たとき、「やっと求めていた方向性に出会えたかも!」と本当に心が躍りました!!
そんな期待を胸に、実際にClaudeに画像を生成してもらうと――



…あれ(´;ω;`)?なんだかとってもチープ。。
Claude は文章作成に強い生成AIなので、画像作成には向いていなんだ、と実感。コンセプトや絵文字案を他のAIに入力するプロンプトとして出力してもらう使い方がよさそうです。
テキスト案は素敵だったのに、画像として見ると微妙というギャップに、悲しくなりました。。
LeonardoAIに出会う!でも英語…
「もっと画像生成に強いサービスはないかな?」と調べるうちに、Leonardo(レオナルド)AI というサービスを発見。Leonardo AIは高品質な画像生成能力を強みとしていて、写真のようなリアルな画像から、イラスト、アートまで幅広いスタイルの生成ができます。1日に150トークン分が無料で利用できます。1つのテキストプロンプト(指示文)を入力して画像を生成すると、46トークンを消費し、同時に4枚の画像が出力されます。この計算だと、無料の範囲で1日に約3回(プロンプト入力と4枚出力のセット)の画像生成を楽しめることになります。まずは試してみようと、さっそくインストール。
日本語対応がなく英語で一瞬怯みますが(笑)、直感的な操作で何とかなり、Googleアカウントでログイン、下メニューの「Generate」を押して、画像作成にたどり着きました。ただ困ったことにプロンプトは英語入力。‥でも大丈夫、私にはChatGPT様がいる!

LeonardoAIに画像作成をお願いしたい。「スイカを食べる、ジブリ風、淡いパステルカラー、手描き感、夏がテーマ、透明な背景、シンプルなアイコン」を英語のプロンプトにして!
すぐさまいい感じに出力された英文をコピーして、LeonardoAIに入力、画像生成をしてみました!

これまでとはレベル違いの画像が生成されてきて、思わずテンションアップ!
これはゴールに近づける気がする!
ただ、生成された画像を見て作りたい絵文字は”もう少し日本人に好かれそうなキャラクター”で、さらに”動物をモチーフ”にしたいと思いました。そこで、ChatGPTに夏のイメージに合う動物を聞いてみると「ペンギン」が候補にあがりました🐧ペンギンのキャラクターで再度作り直してほしいとレオナルドAIに頼みます。

Wow!4パターンどれも可愛いペンギンちゃん!私は左下のペンギンが一番気に入ったので、この画像を保存。レオナルドAI で無料の画像生成はあと1回分しかなかったので、Gemini に戻ることにしました。
Gemini に LeonardoAI で作った画像を渡して…
LeonardoAI で気に入ったペンギン画像をGeminiに添付します。


画像のペンギンをメインにしてLINE絵文字を作りたい。すみっコぐらし風のゆるキャラで花火、プールなど夏らしい絵文字にしたい。
とお願いしてみます。すると――



すみっコぐらしのキャラクターを“そのまんま”使ったような画像 が出てきてしまったんです!(とっても可愛いのだけども!)
「わ、これは…パクリすぎて使えない!!笑」
そこで、プロンプトを少しずつ調整していき、あくまで雰囲気だけ参考にするように、何度も試行錯誤を重ねていきます。

やっとスタンプにできそうな希望が見えてきました。絵文字にするには最低でも8パターン必要です。完成までかんばります。
実際にLINE絵文字を作ってみた感想と、これから挑戦する方へ
今回いろいろなAIを試してみて、正直に感じたことをまとめてみます。
- なんとなくのイメージからでも、「こういう感じ?」と提案を出してくれる のは本当にありがたい。
- でも、画像生成に強いAIを使わない(もしくは知らない)と、ゴールまで辿り着くのは難しい と実感しました。
- Geminiは使いやすいけれど、画像生成のクオリティに波があって、良いときと悪いときの差が激しい。
- ClaudeやChatGPTは検索や文章作成にすごく頼りになるけれど、画像生成そのものには不向き。
そもそも私のキャラクター案の考えがふんわりしすぎていることが良くないのですが、SNSなどで「AIを使えば簡単にLINEスタンプや絵文字ができる!」はちょっと言いすぎな気がしました。
それでも、AIを使って「自分だけの絵文字」に近づけていく過程はとても楽しかったです♪
さらに良くするなら?
もしこれから同じように挑戦するなら、以下を参考にしてみてください♪
✅ 最初から、より具体的なキャラクター案を考えておく
例:「丸っこいペンギン、頭にひまわり、浴衣を着て団扇を持っている」など、
イメージを細かく言語化するほどAIは答えやすくなります。
✅ 成功事例をリサーチして、プロンプトの書き方を真似てみる
Xやブログなどで、実際にLINE絵文字を作っている人のプロンプトを探して参考にするのもおすすめです。ただし、過剰な教材販売や怪しげな無料セミナーを勧めてくるアカウントも混じっているので、情報の出どころは見極めてくださいね。
✅ ツールの強みを踏まえて組み合わせる
テキスト生成が得意なAI(ChatGPTやClaude)でプロンプト案を練り、
画像生成が強いAI(LeonardoAIなど)で実際に作ってみる、という流れが効率的でした。
私自身もまだまだ勉強中で、試行錯誤の日々です。これからもいろいろ挑戦していきたいと思っています。一緒に頑張りましょう〜!
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